秋が次第に深くなり、夕刻になると秋の虫の声が高くなるこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
衆議院選挙では、民主党が大勝しましたが、マニフェストで掲げる地方分権が今後どのように展開されていくのか関心があるところです。地方の元気が取り戻るようにしたいものです。
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さて、前号(28号:8月10日発信)以降に掲載した記事について解説します。記事の内容は次の通りです。
1)津市野田の「赤池・池尻池ため池群」を農林水産省の「ため池百選」に推薦
2)「害虫防除の常識」に、害虫を直接観察して調査する方法を掲載
3)トップページの写真を松阪市嬉野付近の田園風景に差し替え
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1)津市野田の「赤池・池尻池ため池群」を農林水産省の「ため池百選」に推薦
農林水産省は、全国の「ため池百選」を選定するということで、各地から該当するため池を募集するようにホームページで広報しました。筆者は、これまで津市、松阪市で農業用ため池について調べてきましたので、津市にあるため池をいろいろ吟味して、市民が農業用ため池の多面的機能を理解していく上で重要なため池という観点から、津市野田の「赤池・池尻池ため池群」を推薦しました。
昨日、当ホームページの読者から、「片田のため池群」ということで、地元の人達が応募されているという情報が入りました。地図を見ますと、筆者が推薦した「赤池・池尻池ため池群」のうち、赤池、池尻池の他の4つのため池は片田田中町に位置しており、双方で同じため池が含まれているようです。従って、「津市片田・野田のため池群」として扱ってもらうようにしたらどうかと考えています。全く別個に、同じ地域のため池が推薦されたということは偶然以上のことがあると思います。
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2)「害虫防除の常識」については、これまでだいぶページ数を書いてきましたが、最近は、追加掲載がストップしていました。情報が溢れている中で、興味深く、役に立つ書き方をすることは結構難しいのですが、これからも計画的に書いていければと考えています。
今回は、調査法の最もシンプルな直接調査について書きました。農業の初心者にとって発生する害虫についての知識の集積と経験が大事でしょう。
3)トップページの写真を久しぶりに差し替えました。今回のは、松阪市の嬉野算所町付近からで、曼珠沙華(ヒガンバナ)を通して、里山風景を撮りました。向かいの山には、1415年に北畠氏が足利幕府軍を迎え撃った白米城、阿坂城がありました。
白米城の名の由来は、水断ち作戦に出た幕府軍を欺くために、馬の背に白米を流して、城内に水があるように見せかけたことから始まったとされています。1565年に織田軍の木下藤吉郎によって攻め落されました。
前に掲載していた奈良県明日香村の稲淵の棚田は、「トップページに掲載した写真集」に移し、解説を加えました。
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(2009年9月19日 主宰者より)